2023年5月21日(日)津島町成地区視察

津島町の成地区にお伺いし、山本太一県議とともに、今年の真珠養殖の状況を実地に視察させていただくとともに、海岸保全事業のご要望をいただきました。
由良半島は真珠養殖の産地です。3年間つづく、アコヤ稚貝のへい死問題に苦しめられています。武部組合長から、下灘漁協でのアコヤ稚貝の種苗増殖の成績はまずまずで、稚貝が育ち始めているとのご説明を受けました。
問題は6月以降、海水温が上昇する時期になってからです。海水温が20度以上になると、へい死の原因であるビルナウィルスが旧増殖し、へい死の割合が高まってきます。
今年は、海水温が比較的低い状況が続いていますが、これから警戒を怠ることができない時期が続きます。
また、成地区では、海岸保全事業と県道の整備が進められています。護岸を整備している間、真珠養殖の筏を一時期移動させなければなりません。筏を移動させるとどうしても高潮や台風による被害も心配されることから、できる限り工事期間を短縮して、もとの場所で養殖を再開できるよう要望をいただきました。
へい死のリスクが低い地域での避難養殖については、本年も水産庁に支援を要望しています。真珠養殖業を守るため、へい死問題に取り組んでまいります。
 
 

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